YV50 永楽得全造 都をどり記念赤楽団子図銘々皿5枚組【上質時代合箱】
明治大正から昭和初期の永楽窯の都をどり 団子皿になります。楽の名は窯製の赤焼きです。径 約11.5センチ×高さ 約2センチ2枚1組目視ではひびやかけ等はございませんが細かな傷等はございます。写真にてご確認ください。古い品なのでアンティークにご理解のある方の御入札をお待ちしております。
永楽得全
10代をこえた頃より多くの革命を茶道に起こし、ただの焼物師の活動だけではなく、九谷焼の復興や改良、さらには茶道の形式などにも多くの改良を加えており、その功績は非常に高く評価されているのです。また、14代は夫妻で活躍をしていた事でも話題となった人物です。
新たな茶道の世界を築いた、永樂得全と永樂妙全
それが、永樂得全と永樂妙全です。数々の名作を生み出すだけでなく、その絆が生み出した家督を守るという姿勢。そういった部分でも、評価されている人物なのです。
14代永樂得全と永樂妙全なのですが、永樂得全は12代の長男として生まれています。1871年に14代永樂善五郎を襲名しており活動をします。実は、この14代永樂善五郎が襲名した頃というのは、茶道が衰退していく時代でもあり、苦しい生活を強いられていました。しかし、岡崎に作陶に行くなどの新しいアプローチをかけ、新たな茶道の世界を築きます。菊谷窯を開窯し、高級茶陶などの制作を続ける事により、苦しいと言われていた家系を持ち直し、さらにはフィラデルフィア万国博覧会、ウィーン万国博覧会など、世界的にも名を広める努力も行います。一方、妙全は、14代の妻として活動をしていきます。没後には、甥・山本治三郎に任せながらその家を継いでいます。彼女の努力により、永樂善五郎の歴史は保たれた、といっても過言ではありません。永樂得全と永樂妙全の互いの作品は、茶道具でも高価買取となります。
都をどり
京都に春を呼ぶ風物詩「都をどり」は、京都最大の花街・祇園甲部の芸妓・舞妓による舞踊公演。開催期間は4月1日から約1ヵ月。名高い「ヨーイヤサー」の掛け声とともに銀襖の前の総をどりで幕を開け、爛漫の春、夏、錦秋の秋、深雪の冬、そして再びの春の花見で幕を閉じる華やかな舞台は、明治5年の創始からの伝統です。会場は祇園甲部歌舞練場を本拠地としていましたが、現在は耐震改修のため休館となり、舞台を移して開催しています。